試適の効果

今日は試適(してき)についてです。患者さんの差し歯を製作する時、「歯の色を見に来て欲しい。」と歯科医師から依頼されて診察室にお邪魔し、患者さんにお会いする事があります。

シェードテイキング・シェードテイク・シェードセレクションなど言い方は様々ですが、差し歯を製作する歯科技工士さんが肉眼で歯の色を観察して、写真を撮ったり、スケッチをして歯の構造から色の特徴や配置を検討します。また、患者さんから色や形について要望を聞いたり、疑問にお答えするのも大事な仕事です。

私は20代の頃、北海道で仕事をしていたのですが、青森県に帰ってきて思ったのが”県民性”の違いです。北海道の患者さんは比較的ハッキリと思っている事を伝えてくれる人が多いのですが、青森県の患者さんは、とてもシャイで遠慮深く、「いろいろ意見を言うのは申し訳ない。」と思ってらっしゃる方が多いようです。

服は着替える事が出来ますし、お化粧は簡単に直す事が出来ますが、差し歯はそう簡単にはいきません。特に前歯はその人の笑顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。後で後悔する事が無いように十分に検討して、気になる所がありましたら伝えて頂きたいと思います。何十年もご自身の体の一部となり人目に触れる所ですからね。

そこで今日のお題の試適です。一度で完成させるのではなく、途中で色や形のチェックをする工程です。来院数が一回増えるので、大体の患者さんが渋るのですが(笑)

この症例の場合ですと

試適の時がこれです。肉眼だとかなり白く見えます。

完成です。多少色が濃い部分がありますが(汗)。一回目の白さだと肉眼で見るとヒドイもので、写真なのであの位で収まっているだけです。

この画像では、まあまあ良い感じに写っていますが、肉眼だと「ん~惜しい。」という感想です。専門的な話になりますが内部ステインを多用したり、外部ステインで修正した物は正面のアングルと写真写りが良いだけで、太陽光で斜めから見ると違和感のある仕上がりになってしまうため、出来るだけ陶材で表現するべきだと感じた症例でした。

患者さんはとても喜んでくれたので、無事にセット出来ました。一回でドンピシャに合う事は・・・まず、ない(泣)。と思って頂ければ有り難いです。

大間マグロ

用事があり、近くの大間マグロ直売所株式会社 魚忠(うおちゅう)」さんの所へ・・・。

美味しそう・・・。綺麗なブロック状の柵(サク)になった物や、柵の製造過程で出た切落し中落ちなどバリエーションが豊富です。

大トロ・中トロ・赤身  個人的には赤身が一番好きです。最近では冷凍技術も進歩していて、とても美味しいのです。正しい解凍の方法が書かれたパンフレットが付いて来るので安心ですヨ。

本物の証。シリアルナンバー入り(笑)。カッコイイですよね。

社長さんからプレゼントを頂きました。

大間のマグロは楽天さんのネットショップでも購入可能です。

㈱ 魚忠(うおちゅう)をよろしくお願いいたします。

 

 

フラッシュ光と定常光

「ディフューザーを付けたら色が変になりました。」

そうなんですよね。歯面の反射がイヤでヘビーな装備にするほど、オレンジっぽくなってしまいます。このブログの1番人気のページがホワイトバランス補正の記事だったりするので、皆さん苦労していると思われます。最初はイロイロ試してみましたが、そのうち疲れてきます(笑)。”俺はこれで行く”と決めてしまうのがいいかもしれません。

私の場合はこの装備が一番仕事がしやすい画像になるのですが・・・

大きな問題がありまして・・・ここ本州最北端の大間町・・・風の強さがハンパないので、外に出た途端にぶっ飛んでいくのです。

これネタじゃなくホントの話(笑)。なので今はこれで落ち着きました。

車の移動が多いのですが、ぶつけてもクシャクシャにならないし、スマートな見た目もカッコイイです。

ディフューザーを変えたら一応、色被りしていないかチェックした方がいいかもしれません。以前の記事にも書きましたが

これです。地味で暗い作業・・・これが面倒ならカメラメーカー純正のRAW現像ソフトが良いです。

これはCANONの純正ソフトです。現像ソフトが違っても多少ズレがあるようです。photoshopの方が若干、黄色被りな感じです。

背景のグレーをドンピシャに合わせてもシェードガイドはえげつない汚い色になってしまいます。なぜかは判りません(笑)。私達は歯科技工士。歯を作るので、あくまでもシェードガイドが近い見え方になるポイントを探します。この時、手元を照らす照明は高演色性蛍光灯がベストです。これは、とても重要です。

と、ここまでアレコレ頑張ったのだから肉眼での見た目と同じ様な写真が撮れるはず・・・なのですが、完全に一致する事はないようです。

私達は環境や時間帯の違いを原因とする写りのバラつきから逃れるため1/200~1/250秒というシャッタースピードで撮影しています。

これはストロボが発する”フラッシュ光のみ”を光源にしたいという考えからです。実際、そのシャッタースピードのままでストロボの電源をOFFにして撮影しても、ほぼ何も写りません。

環境光の光量では何も描写できない設定ですので、室内照明の種類・壁の色・ユニットと窓の位置・午前中か夕方か・等の撮影条件の違いにそれほど影響される事のない画像を撮影できています。

しかし、私達が肉眼でシェードを判定する時は前述した様々な要素がミックスされた”定常光”ですので残念ながら、肉眼での見え方と写真の画像が完全に一致する事はあり得ないようです。

プロカメラマンさんのレクチャーを受けた時もそこはハッキリとおっしゃっていました。小田中先生が専門誌で「写真は真実を写さない。」と記されていたのは、そういう事なのだと思います。

ニュートラルグレー

先日、歯科医院さんから電話がありまして、シェード写真の事についていくつか質問されました。歯科医院にはニコンとキヤノンの一眼レフカメラがあるそうです。羨ましいですね(笑)。

撮った写真の色に違いがある為どちらを使えば良いか分からないとの事でした。そうなんですよね。私のラボにも様々な画像が送られて来るので良く分かります。

ノーマル設定で撮った場合、カメラメーカーの色の特徴が出ます。一般的に

ニコン →肉眼に近い忠実色。機種によっては黄色っぽい写りになるものがある。

キヤノン→やや赤っぽく、人物(肌色)の健康的な描写を得意とする。

プロの写真家の皆さんも大体こんな評価をされています。さて、歯科の場合ですが少しだけ設定を変えたり、撮影時に工夫をすればどのメーカーさんのカメラでも十分な画像を撮る事が出来ると思います。

”どう撮るか”という事の方が大事だったりするので、ブログのカテゴリーのカメラという所をご覧下さい。シェードガイドとレンズの位置ここだけ注意して頂ければ有り難いです。

極端に暗い・明るいのは厳しいですが、大体は技工士さんが画像を補正して作業してくれるはずです(笑)。

画像補正もなかなか難しいのですが、楽にしてくれるアイテムがあります。

グレーカードです。技工士さんが使っている画像編集ソフトにはホワイトバランス・色被りを修正する機能がありますので、シェードガイドの隣にこれが写っていると助かります。あとは明るさと彩度を微調整するだけで済みます。このグレーはの偏りがない、ほぼピュアなグレーになっています。ニュートラルグレーといいます。

シェードガイドのホルダー部分もニュートラルグレーに近い色になっているものの、若干ずれている気がします。スポイトツールという機能で調べてみると赤や青が強かったりします。

シェードテイクにお伺いした際に、カメラの設定を調整する事も出来ますので、お気軽にご相談ください。

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