ニュートラルグレー
先日、歯科医院さんから電話がありまして、シェード写真の事についていくつか質問されました。歯科医院にはニコンとキヤノンの一眼レフカメラがあるそうです。羨ましいですね(笑)。
撮った写真の色に違いがある為どちらを使えば良いか分からないとの事でした。そうなんですよね。私のラボにも様々な画像が送られて来るので良く分かります。
ノーマル設定で撮った場合、カメラメーカーの色の特徴が出ます。一般的に
ニコン →肉眼に近い忠実色。機種によっては黄色っぽい写りになるものがある。
キヤノン→やや赤っぽく、人物(肌色)の健康的な描写を得意とする。
プロの写真家の皆さんも大体こんな評価をされています。さて、歯科の場合ですが少しだけ設定を変えたり、撮影時に工夫をすればどのメーカーさんのカメラでも十分な画像を撮る事が出来ると思います。
”どう撮るか”という事の方が大事だったりするので、ブログのカテゴリーのカメラという所をご覧下さい。シェードガイドとレンズの位置ここだけ注意して頂ければ有り難いです。
極端に暗い・明るいのは厳しいですが、大体は技工士さんが画像を補正して作業してくれるはずです(笑)。
画像補正もなかなか難しいのですが、楽にしてくれるアイテムがあります。
⇧グレーカードです。技工士さんが使っている画像編集ソフトにはホワイトバランス・色被りを修正する機能がありますので、シェードガイドの隣にこれが写っていると助かります。あとは明るさと彩度を微調整するだけで済みます。このグレーは赤・緑・青の偏りがない、ほぼピュアなグレーになっています。ニュートラルグレーといいます。
シェードガイドのホルダー部分もニュートラルグレーに近い色になっているものの、若干ずれている気がします。スポイトツールという機能で調べてみると赤や青が強かったりします。
シェードテイクにお伺いした際に、カメラの設定を調整する事も出来ますので、お気軽にご相談ください。