判っているようで、解っていない
「こういう本が出るみたいだけど、知ってる?」勉強マニアな先生から情報を頂き、即予約していた本が届きました。
初代の方が発売されたのは11年前だそうです。
一眼レフカメラを購入するきっかけになった一冊です。本州最北端の町の小さなラボですが、ジルコニアをはじめとする多くのセラミック製品を受注出来ているのは、カメラを武器にして頑張ってきたからだと思います。
11年も経っていると、技工操作も激変しています。カメラと画像編集ソフトを使いこなす事が出来ないと勝負にならないレベルになってしまいました。特にジルコニアセラミックやプレスセラミックの場合は周囲の色を取り込んで成り立つ製品の為、歯肉付き擬似支台歯模型の製作から始めなければなりません。製作にかかる時間・コストは掛かりますし、作業の難易度はとても高いです。
しかし、正確なシェード画像がなければ、多くの煩雑な作業も全てムダになってしまいます。シェード写真撮影がどれだけ重要な作業であるのか、とても詳しく書いてありますので歯科医師・スタッフの皆さんにも是非読んで頂きたいです。
我々、歯科技工士も写真の重要性をアピールする活動を強化していかなければならないと思います。
トレセン行きたいけど、なかなか・・・覚悟・決心・お金・時間・・・そんな私のような技工士さん。せめて知識・学術的な所から始めますか(笑)
形態や質感がマッチしていないと色も違ってみえますからねぇ。
形態の事って、判っているようで、解っていないんですよね。