誰が作っても一緒?
先日の地震でジルコニアフレーム製作をお願いしていた北海道のラボさんに発注する事が出来ずに、急遽、仙台のラボさんにお願いして助けて頂きました。フレーム試適に立ち会いましたが、適合も良かったです。本当にありがとうございました。
北海道のラボさんも宅配便が再開直後に発送して下さり、患者さんのアポイントを変更する事無くフレーム試適を終えました。携帯電話の充電も難しい状況の中、個人の携帯電話で連絡して下さった営業課の〇井さん(同期入社の元同僚です)。プロ根性に脱帽です。これからもよろしくお願いします。
初めて挑戦したジルコニアインレーブリッジもなかなか良い感じ。歯科医院の先生と「どうする?怖いけどやってみる?」悩みました。残念な評判が多かったですからね、勇気が要りましたけど・・・。
咬合調整の途中(噛み合わせの高さの調整)ですが・・・イイ感じでしょ。
さすがにフィット感はプレスセラミックには負けるけど、臨床的には全然OKな雰囲気です。実際に作ってみて感じた事は、CAD/CAM製品は‟半製品”であると言う事です。
特にインレーのようにシビアなマージンフィットが求められる物は削り出しの時のチッピングを完全に回避できるだけの厚みを残して焼結し、マージンフィニッシュは技工士さんが顕微鏡を覗き、息を止めて(笑)チッピングの恐怖に震えながら薄く仕上げていくしか方法がありません。CAD/CAM製品は誰が作っても一緒という意見も目にしますが、現場の技工士の感想としては、全く逆だなぁと思います。
ジルコニア対応型の強烈な研削能力のラウンドバー・フィッシャーバーが有ればなぁ・・・。腱鞘炎になりそう(笑)。
- 投稿日時 : 2018年09月24日
- カテゴリー : ジルコニアセラミック, 日々のこと