WET & DRY
こんにちは。
先日の乾燥に期待・・・の症例ですが、患者さんがメンテナンスに来て下さいました。少し咬合関係を微調整したようです。
目標歯の歯質に水分が戻って白さが抑えられています。この色が患者さんのいつもの色なんでしょうね。セット直後よりはまぁまぁ明度が近いですが、歯頚部がチョットね・・・。
こちらはセット直後の様子です・・・目標歯が乾燥している状態。いたるところに白い模様(白帯・白濁など)が浮き出ていて白っぽいので、セラミッククラウンがドカンと暗く見えます。
比較しやすい様にセラミッククラウンを半分に切り取って反転し、目標歯に重ねてみました。セット直後。暗いですねぇ。これでは患者さんがかわいそうです・・・。
来院直後。暗いし、彩度が足りないですが(汗)患者さんのOKは出たので・・・。
もう少し比較しやすいように加工して見てみましょう。左半分がセラミッククラウンです。強烈ですねぇ。ここまで違うとは・・・ビックリです。シェードタブ1段階くらい違うかもね・・・。
テック・プロビジョナルを外して、仮着セメントを綺麗に除去してクラウンをセット・・・までの数分間でここまで変化する場合があります。
支台歯形成をしてからシェード写真の撮影・・・という場合はさらに状況が悪くなる可能性が高いです。患者さんがユニットに座ったらまず目標歯のシェード撮影をしましょう。
メーカーの違うカメラで画像合成試適に挑むという非常にチャレンジングな提案に全面的に協力して下さいました先生に感謝いたします。ありがとうございました❗