差し歯を交換♡
お久しぶりです。今日は実際に治療が終了した症例のご紹介です。もちろん、患者さん、歯科医師の了承を得ています。
歯とハグキの境目が黒くなった。ハグキが黒っぽいのが気になる。もう少し白い差し歯にしたい。という患者さんです。治療前の状態です。
この差し歯は20年前に治療したそうです。確かに差し歯と歯根(歯の根っこ)の境目が見えるくらいハグキが下がってしまいました。
ハグキの色も変色して良い状態ではないです。差し歯の土台となる柱の事をコアと言います。
別な所の画像ですが、金属のコアを使うと金属イオンの影響でハグキが着色したり、ハグキが薄い所は金属の影が見えたりします。
先日、ブログで紹介したプロビジョナル(仮歯)をセットして、その間にハグキに沈着した色素を取り除く治療をしました。
衛生士さんの熱心なブラッシング指導と患者さんの努力により、ハグキも段々と良い状態になってきましたね。
ハグキが引き締まり形が変化するので、患者さんの要望を聞きながら歯の形を煮詰めていきました。プロビジョナルを2度作り替えて時間をかけました。
この工程をしっかりやる事で、ファイナル(本番の歯を作ってセットする事)がとてもスムーズになります。
まだ少し炎症が残っている部分もありますが、とても綺麗なピンク色になってきたので、差し歯をセットします。メタルセラミックを選択されました。
わざとらしくない自然な白さで”というオーダーでしたが、患者さんのイメージする色は様々です。しっかりと話を伺って製作しました。
大変喜んで頂けました。毎日のケアを頑張って、長く使って頂けると嬉しいです。