検証
こんにちは。今日は再びコレのお話し
以前ブログに書いたトライインペーストの記事を見て下さった歯科医師から
「使用するセメントの色調でどの程度シェードが変化するのか、判別できる資料や画像がありましたら、是非見てみたいのですが・・・」
というメールがありました。嬉しかったです。とても重要なアイテムなのに認知度が低い。
患者さんのお口で、あれこれ実験するワケにもいかないので・・・
この模型で検証してみました。変色支台歯の方が面白いのですが残念ながら、納期が迫っていて余裕が無い症例ばかりでしたので、コレになりました。
トライインペースト無しで、クラウン内面が乾燥している状態。コレをベースに比較していきます。中切歯1本だけでテストしました。
どう?分かりにくいでしょ?(笑)
やっぱりコレがいいかな?
失敗だったのが階調表現の乏しいAPS-C機で撮影してしまった事。フルサイズでやるべきだったよ。
技工士さんが気をつけるべきポイントとしては、擬似支台歯を使用してチェックする際に「この症例は透明なセメントを使って貰うから・・・」なんて、クラウン内面が乾燥した状況で比較しない事だね。
内面が乾燥した状態と透明なペーストの比較が・・・怖いでしょ?
先日・・・クリニックの待合室で、とても上手くいった症例の患者さんにお会いしました。
「お久しぶりです。どうですか?・・・」って見せてもらったら・・・
白いんだよね・・・写真を撮った瞬間はドンピシャだったのに・・・つまり乾燥して白く変色した目標歯に合ってただけ。
セット当日に写真を撮るのはやめようかな・・・。