技工士冥利に尽きる
寒い。もう少しでお正月休みです。頑張りましょうね。
臼歯ブリッジのセット立ち会いです。プロビジョナルでしっかり観察したのに、咬頭が・・・生体・咬合は奥が深い(泣)。先日セットされた前歯部の撮影をお願いしていましたので・・・
セット後の歯肉の回復具合&ブラックトライアングルの封鎖確認です。良い感じになってきました。患者さんも喜んでいる様子。やっぱりセット後2週間くらいが写真撮影のタイミングかなぁ?
旧補綴物の撤去前の段階、治療計画から参加させて頂き、患者さんにお会いするのも今回で5回目、6回目?何回もラボを留守にできるのもスタッフさんのお蔭。感謝しなきゃね。
色・形・要望が今回ほどハッキリしている症例も珍しかったですが、歯科技工士だからこそ可能な説明・カウンセリング等とても勉強になりました。要望を実現させる為のベストなマテリアル選択・形成量の決定・補綴順序の決定・日程調整。
その都度、患者さん・歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士でしっかりと話し合いをして確実に進めた事が良かったのだと思います。広範囲な補綴治療の場合は特に大事ですね。
過去に満足のいく治療を受けられなかった経験のある患者さんは、不信感を抱いたままクリニックに訪れます。転院してくる患者さんは特にそうです。何度かお会いして、しっかりお話しを聞いて、誠実に対応して・・・徐々に不信感が払拭され、心を開いて下さる変化を実感できました。『もの作りの職人』で終わっていたらダメだなぁと思いましたね。私のようなタイプは院内ラボ勤務の方が良いんだろうなぁ・・・。
セット後、笑顔で談笑される患者さん・・・私はこの仕事が大好きです。
- 投稿日時 : 2021年12月25日
- カテゴリー : ジルコニアセラミック, プレスセラミック, 日々のこと, 臨床例・治療例