悪条件マニア
お疲れ様です。
セット後、2週間経ちましたので・・・行って来ました。テックです。『ブラックトライアングルを無くして、歯の幅/長さを出来るだけ目標歯に近づけて欲しい』というオーダーです。
メタルコアより、マージン付近のブラック歯質が難題です。
しつこいですが(笑)難しかったんですよ。イロイロ・・・。
で、合成試適すると・・・
で、実際にセットして2週間後・・・
歯頚部の彩度をもう少し上げてから、サービカルトランスルーセントを豊富にかぶせてあげれば良かったのか・・・。インサイザルヘイローが弱い・表面性状が強い割に、白帯の辺りはテロッとしてる。先端のギザギザ感が足りない。つっこみ所を挙げていけば、キリが無いのですが・・・
患者さんには、とても喜んで頂けました。白帯も弱めにしておいて正解でした。
合成試適の回数も4回に抑えて、製作時間の短縮も出来ました。やっぱり『色の調整が終盤になる・表層に集中する』と、分が悪い気がします。天然歯の構造・発色の原理とは全く違う手法で辻褄合わせをしている訳ですから・・・当然ですよね。中盤の彩度・透明感がやや強めな状態にトランスルーセントで緩和・中和するってのが王道だと思われますが、『表層を極める』のが難しい・・・。色と形態のゴールが同時になりますからね。
『シンプルに短時間で』をテーマに頑張ってみます。メタルコア・変色支台歯ウェルカムですよ!!(笑)
- 投稿日時 : 2022年04月26日
- カテゴリー : カメラ, ジルコニアセラミック, 日々のこと, 臨床例・治療例